子どもも大人も輝く「新しい支援」の形

Hands-on ファームが進める、アタッチメント理論による「新しい支援」の形 

発達障害の子どもとの付き合いは疲れる!?

発達障害の子どもと付き合うのは大変!…一般的には、そんなイメージがあります。確かに、「絶えず動いて、目が離せない」とか、「いくら言っても、人に手が出る」とか、「こだわりが強くて、言うことを聞いてくれない」といったお子さんもいるので、行動に振り回され、疲れてしまうことがあります。
 

一般的な2つの対処法

一般的な対処法のひとつは、スケジュール表やパーテーションなどで、「特性に合った環境を整える」ことですが、実際は、そういったやり方が、なかなか通用しないお子さんもたくさんいます。ふたつめの対処法は、「薬によるコントロール」ですが、だんだん薬に頼ることが多くなり、量が増えていくことがあります。
しかし、Hands-on ファームでは、「スケジュール表」や「パーテーション」は必要最小限にしています。それは、自然な生活の流れや、周囲の人との交流を大切にしたいからです。薬に関しても、「なるべく、減らせるようにしていきましょう」とお話ししています。それでもHands-on ファームでは、激しい行動になる子どもが、あまり見当たりません。それは、アタッチメント理論により、子どもの「不安の根っこ」を取り除いていくという、もっと効果的な、新しい支援の方法があるからです。
 

アタッチメント理論による支援

子どもは不安を感じた時、大人に近づいたり、助けを求めたりすることで、不安を解消します。信頼できる大人を「安心の基地」として利用するのです。これは「アタッチメント」と呼ばれる本能的な行動で、発達心理学でも注目されています。ところが、発達障害の子どもの多くは、不安があっても、平気な顔をしていて、大人に助けを求めません。本能であるはずの「アタッチメント行動」が見られないのです。
大人に頼らないで、不安を無理に自己処理しようとすると、さまざまな行動が表れてきます。たとえば「多動」は、動き回ることで、不安をまぎらわそうとする行動です。「こだわり」や「常同行動」も、まぎらわし行動です。「他傷」や「自傷」や「パニック」などは、ひとりで抱えこんだ感情が爆発した結果です。ですから、こういった行動は、信頼できる大人に助けを求めるようになると、収まっていくのです。
 

心がつながると、子どもも大人も輝く!~アタッチメント理論による「新しい支援」の形~↓